CSO連絡会
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2001年5月21日(月)10:00-11:00
国境を越えての協働−異文化間のコミュニケーションと協働作業


発表者:
佐藤静代氏
(ICA文化事業協会理事長/CSO連絡会共同代表)
ウェイン・エルスワース氏(ICA文化事業協会副理事長)
スティーブン・マックニール氏(アメリカ・フレンズ・サービス・コミティ(AFSC)アソシエイト・リージョナル・ディレクター)
手束耕治氏(シャンティ国際ボランティア会(SVA)事務局長)


このセッションでは、異文化間に橋架けをするのに求められるコミュニケーション・スキルとは何かを中心に話し合いが行われた。その中で、「なぜ、協働するのか。」や「協働の難しさと成功の鍵。」について問題が提起された。

このセッションの最初の発話者は、ICA文化事業協会(ICA)理事長の佐藤静代氏と同副理事長のウェイン・エルスワース氏で、異文化間コミュニケーションがいかに行われるべきかについてそれぞれが意見を述べた。佐藤氏は、日本、ベトナム、インドでの実体験を踏まえ、異文化コミュニケーションについて個人的見解を述べた。一方、エルスワース氏は、現在、ICAが世界銀行、ベトナム政府、現地のベトナム組織、日本のNGOなどと協力しながら実施している北ベトナムの貧困削減プロジェクトについて紹介し、文化背景の異なるさまざまな団体と手を携えて、ひとつの仕事を手がけるのは並大抵のことではないが、そのチャレンジこそがダイナミズムを生み出すと語った。

次に、実際に協力関係を築き上げてきた日本のNGOであるシャンティ国際ボランティア協会(SVA)と米国のNGO、アメリカ・フレンズ・サービス・コミティ(AFSC)の事例が紹介された。この2団体は、日米コミュニティ・エクスチェンジ主催のフェローシップ・プログラムにより、スタッフ交換をはじめ、1999年のトルコ大震災の際には、災害救援を連携しながら行うなど協力関係を強めてきた。その経験から、AFSCのアソシエイト・リージョナル・デイレクター、スティーブン・マックニール氏とSVAの手束耕治事務局長は、異文化間の連携や協働事業における課題と機会について発言した。課題としては、協働事業への資金調達の難しさ、言語の相違から発生するコミュニケーションの問題、異なる発想・考え方や問題群への取り組み方の相違などが挙げられた。それでもなお、これらの課題は克服するに値するという観点から、お互いの異なる文化を尊重しながら、課題を克服する為に様々な努力がなされたことも紹介された。緊急救援のロジスティックスを日英2ヶ国語で作成したのは、その努力の一例である。手束氏は、AFSCとの協力関係により欧米NGOの活動状況の把握が容易になったこと、また、AFSCのスタッフの協力を得て、日本のNGO向けにキャパシティ・ビルディングのワークショップを開催できたことなどを挙げ、連携、協働のプラス面を強調した。
 
   
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