CSO連絡会
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第3回日米CSOフォーラム
 
日本政府・関連機関のNGO支援策の動き

進行役:
アンドリュー・ホルバート氏
 アジア財団日本代表

発表者:
小畑正比呂氏
 外務省経済協力局民間援助支援室長
戸田隆夫氏 国際事業団(JICA)米国事務所次長
伊藤博夫氏 国際協力銀行(JBIC)NGO・地方自治体連携担当審議役



 このセッションでは開発援助に携わる日本の政府部門か2名の代表者と、日本の国際協力銀行の1名の代表者による発表があった。3名の発表者は、それぞれがいかなる点で日本のNGOと緊密に連携していこうとしているかを説明し、日本のNGOのキャパシティ・ビルディング推進のために導入されつつある施策を概説した。ただし、NGOがまだ決して対等のパートナーにはなっていないことも質疑で明らかになった。

 最初の発表者である小畑正比呂氏は、共同評価や、緊急事態へのより迅速かつ効果的対応を目指すジャパン・プラットフォームの例をあげて政府とNGO間での最近のイニシアチブを概説した。小畑氏は日本のNGO支援に向けた政府の取り組みについての略史を語った。この支援は1989年の補助金に始まり、99年からはキャパシティ・ビルディング支援がおこなわれ、NGOの関連予算は99年から3倍に増えている。紛争地域への保険の必要性に触れた先ほどの伊勢崎氏のコメントに対して小畑氏は、50%の保険補助金が可能と指摘した。NGOと外務省 および NGOと国際協力事業団(JICA)の定期協議も開催されている。
小畑氏は、日米両国政府はODAに関する共同ミッションで連携をとり続けてきたし、共同プロジェクトの設立に向けても動いていると述べた。小畑氏はこれが日米NGOの連携モデルとしても役立つよう望んでおり、両国政府ともこのような活動を支援する意向だ。

 戸田氏は、JICAは現在組織改編のただ中にあると述べた。JICAの連携相手としてNGOは魅力的な存在だが、市民社会の参画を得ることも重要である。したがって、今年度は国際協力に日本の市民社会が参画できるように新たな予算枠がつくられた。

 戸田氏は、JICAの支援提供先として最適な形態は、米国NGO、日本NGO、発展途上国NGOが3者で連携をはかっている形だと述べた。戸田氏の将来ビジョンは、最終的にはJICAが消滅し、市民社会が貧困削減に対して主要な役割を果たすようになることである。これには長い時間がかかるだろうが、援助に携わる者は、マクロかつミクロのレベルにおいて、活動から徐々に手を引いていくことを考えなければならない。

 伊藤氏は国際協力銀行(JBIC)とNGOの関係を結婚の比喩で表した。一方が他方に所属するのではなく、また自己の利益のために他方を利用するのでもない。双方が互いの最大利益のための関係を構築することを目指す。意見交換は始まっており、話し合いは表面的なものではなく、双方が誠実に自己を表現でき、そのプロセスを良い刺激だと考えていると伊藤氏は感じている。

 その結果、現在のJBICプロジェクトのなかにはNGOからのインプットがあるものもある。地方、自治体や草の根レベルでも、JBICの支援を受けた日本の比較的小さな村による国際協力活動に向けた動きがある。さらに、交流活動によって、他の諸外国が学ぶことのできる日本の成功事例の提供を目指しているが、学びは決して一方通行ではなく、日本側の学びも大きい。

   
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