ワークブック『「地域の力」診断ツール~地域資源を活かしたコミュニティの内発的な発展に向けて~』

編集・発行:一般財団法人CSOネットワーク、2016年4月1日

ワークブック『「地域の力」診断ツール~地域資源を活かしたコミュニティの内発的な発展に向けて~』地域の中には、地域資源の活用や、第一次産業の経済的自立、都市住民との交流等を積極的に図り、外部資源や資金に依存しない「内発的発展」を遂げている地域が数多くあります。「地域の力フォーラム」は、こうした各地の取り組みを2013年から2年かけて訪ね、そのポイントを学んできました。そうした地域には、人と人、人と自然の間に豊かな関係が息づいており、住民主体の取り組みが活発に行われています。それらに共通する要素を「地域の力」と呼び、その「地域の力」こそが、地域に住む人々の幸福度を高め、他の地域の人々を惹きつけ、持続可能性へとつながっていくものと私たちは考えました。

近年、地域の暮らしを評価する試みとして様々な幸福度指標の作成が、東京都荒川区を皮切りに取り組まれています。「地域の力」診断ツールではこの流れも踏まえ、地域住民が主体となる「地域の力」を指標化してわかりやすく提示することを試みています。内発的な地域づくりを目指す方々に、この指標を「ものさし」として利用し、新たな気づきや取り組みの検討につなげていただければ幸いです。本ワークブックでは、診断ツールとともに、地域に出向いて実際に診断ツールを使用していただいたワークショップの様子や結果も掲載しています。

(ワークブック「「地域の力」診断ツールとは」より抜粋)

目次

1.「地域の力」診断ツールとは
 1-1 背景
 1-2 「地域の力」診断ツールの目的と対象
 1-3 診断指標の構成
 1-4 「地域の力」診断ツールの使い方
2.診断指標の一覧表
3.各診断指標項目の説明
 3-1 共生社会(地域の人々による参画と協力)
 3-2 経済・金融・産業(地域内経済循環)
 3-3 自然との共生 (地域環境の保持・保全)
 3-4 暮らしと生活(すべての人々の豊かな暮らし)
 3-5 公共施設・設備(持続可能な暮らしの支え)
 3-6 文化・伝統(文化と伝統の保存と継承)
 3-7 主観的幸福度(生活への満足度と将来への希望)
 コラム 「クニ」型NPO
4. 「地域の力」診断ツール ワークショップ
付録・質問票

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