貧困下に生きる人々の声はどこに? 9つの市民社会組織、「ハイレベルパネル」設置に対する声明を発表

09.08


【2012年8月7日 ブリュッセル(ベルギー)発】国際NGOを含む9つの市民社会組織(Global Call to Action against Poverty(GCAP)、CIVICUS、Feminist Task Force、Oxfam International、Beyond 2015、International Trade Union Confederation(ITUC)、Article 19、ATD Fourth World、World Movement for Democracy and Stakeholder Forum)は、「ポスト2015年開発アジェンダへの提言を行うハイレベルパネル(以下、ハイレベルパネル)」の発表に対する共同声明を、2012年8月7日に公表した。

声明文では、先のBeyond 2015によるものと同様に、ハイレベルパネルの設置そのものや若干名の市民社会代表が同パネルに名を連ねたことなどを歓迎する一方で、同パネルに草の根で活動する組織が含まれておらず、さまざまな課題に直面し、奮闘する人々の声が反映されないことなどへの懸念を示している。

その上で、これら人々の声に耳を傾けて責任を果たすことを求めるとともに、去る6月に開催されたリオ+20にて合意された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals=SDGs)を含めた2015年以降の開発アジェンダ構築に向けた協働を心待ちにしていると述べ、また、政治的意思を動かし、貧困と不公正を解消するために世界共通の行動を得るためには市民の参画、そして行動が不可欠であることを強調して結びとしている。

▼声明文全文(日本語)はこちら
国連、「ポスト2015年開発アジェンダへの提言を行うハイレベルパネル」を設置。貧困下に生きる人々の声はどこに?(9つの市民社会組織による共同声明)
http://www.csonj.org/mdgsnews/civil-society-statement-on-post-2015-high-level-panel-jp

▼声明文全文(英語)はこちら
Civil Society statement on post-2015 High-level Panel
http://www.beyond2015.org/news/civil-society-statement-post-2015-high-level-panel

出典:Beyond 2015
原題:Civil Society statement on post-2015 High-level Panel
URL:http://www.beyond2015.org/news/civil-society-statement-post-2015-high-level-panel

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