社会的インパクト評価普及のための評価支援人材の育成

目的

全国のNPO等、社会課題解決のために邁進している大小の事業体のなかで、事業評価の有用性を意識し実践している団体は少ない。また、評価のイロハや評価が事業や組織の学びと改善に役立つことを示せる評価人材もほとんど存在しない。2016年6月に立ち上がった「社会的インパクト評価イニシアチブ」において、2020年までのロードマップが作成されているが、その「インフラ整備」の部分に「伴走型評価人材の育成」が組み込まれており、評価人材の育成が急務とされている。本事業では、全国のNPO等の事業体が、適切な事業評価、特に「社会的インパクト評価」の枠組みに適合するような評価ができるように伴走支援できる人材(これを「伴走評価エキスパート」と呼ぶ)を、特に米国の発展型評価の学習・習得を通じて育成することを目的とする。

目標

本事業は、日本財団助成を受けており、2018年度中(日本財団助成終了時)に、

『日本で伴走評価が認知され、実践される環境(人材の育成、事例の蓄積、教材の作成)の整備が進んでいること』

を目指している。

事業内容

本事業は、評価人材の育成、事例蓄積と共有、教材制作の3本柱により成り立ち、社会的インパクト評価イニシアチブのロードマップの達成に向けたアクションとも関連する内容である。

1.評価人材(伴走評価エキスパート)の育成

適切な事業評価、特に「社会的インパクト評価」の枠組みに適合するような評価ができるように伴走支援できる人材『伴走評価エキスパート』を育成する。『伴走評価エキスパート』は、それぞれ複数の現場を持っており、NPO側のニーズや事業段階に応じて、『発展型評価※』の考え方・手法を活用して伴走ができるようにする。

※発展型評価とは、社会的イノベーションなど、目的が固定されているというよりも目的自体が変化し、時間軸も予め設定されているというよりも流動的で前進的な対象を評価するための方法。そして、そこから得ようとするのは、外部への説明責任というよりも、イノベーションや変化から学習することにある。

▼伴走評価エキスパート育成プログラムの説明▼
https://www.csonj.org/activity2/human-resource/expert-participants

 

2.事例の蓄積と共有

『伴走評価エキスパート』による支援事例や『発展型評価』に関する学習内容を蓄積し、公開することで、NPO事業者や評価関係者などの認知度を高め、また実際に参照することで、事業推進に活用できるようにする。

また、NPO内で『伴走評価』や『発展型評価』に対する認知が年代や階層を越えて広がるよう、評価に関するコミュニティ(オンラインコミュニティ)の運営をおこない、各種の情報発信・交換が行われるようにする。

▼事例や学習内容はこちらから▼
(準備中)

▼評価に関するコミュニティはこちらから▼
(準備中)

3.教材制作

『伴走評価』について、その概念、基本的考え方、応用のノウハウなどが日本国内で共有されるよう『伴走評価』に関する日本語教材の制作をおこない、NPO事業者や評価関係者などのステークホルダーが参照できるようにする。

また『発展型評価』では、タイムリーなフィードバックが要件のひとつとされているが、本事業でもタイムリーなフィードバックを実現するITシステムを構築し、関係者が活用できるようにする。

関連資料

本事業に関連するWEBサイトを掲載します。

(1)社会インパクト評価イニシアチブ
http://www.impactmeasurement.jp/
(2)『発展型評価』や『評価に関する新潮流』の情報
評価の国際的潮流と市民社会組織の役割

NPOの事業評価に関わる海外の動向調査

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