アムネスティ・インターナショナル日本主催 企業CSR担当者向けセミナー「ナイジェリア:企業の社会的責任と人権」

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ナイジェリアはアフリカ最大の原油輸出国です。 その採掘現場であるナイジャーデルタでは、50年以上にわたる原油の流出や廃棄物の投棄により、住民の生きる権利が脅かされています。 石油会社や政府が50年間で6000億米ドル以上に利益を得たといわれる一方で、川などの水資源はひどく汚染され、漁業や農業からの収入源を断たれた住民は貧困、内紛、環境汚染に苦しめられています。

2011年8月上旬、国連はナイジェリアのナイジャーデルタの一角を占めるオゴニランドへの原油汚染の影響に関する報告書を発表しました。 本報告書は、石油会社・シェル社が同地域に甚大な被害を与えてきたことを明確にしたという点において画期的なものでした。 国際的な枠組みが変容しつつある今、企業の取り組みを考える上で、人権の視点がますます重要なものとなっています。

アムネスティ・インターナショナル日本は、2011年10月29日に企業のCSR担当者を対象とした「企業の社会的責任と人権」セミナーを開催します。 本セミナーでは、ナイジャーデルタ地域の活動家ディネバリ・ディヴド・ヴァレバさんをお招きし、ナイジャーデルタの事例を中心に、企業に求められる情報開示や保障について当事者の目線からお話しいただきます。 また、アムネスティ・インターナショナル日本の前事務局長の寺中誠が、この事例を通じて、企業が本業の中で何に注意し、どのような取り組みに力を入れるべきかを示していきます。

グローバルに展開する日本企業は、人権課題にどう取り組んでいくべきなのか、具体的な事例を踏まえながら検討する場として、本セミナーを実施します。 ぜひご参加ください。

【テーマ】ナイジェリア: 企業の社会的責任と人権
【日時】2011年10月28日(金) 17:00~19:00
【場所】アムネスティ日本 東京事務所(TEL: 03-3518-6777)
東京都千代田区神田小川町2-12-14 晴花ビル7F ⇒地図はこちら
【定員】40名(事前申し込み制・先着順)
※お申し込みは、1社につき2名までとさせていただきます
【参加費】1,000円(資料代として)
※当日参加費をお支払いください。領収書をお渡しいたします
【言語】英語・日本語(英語の講演には逐次通訳がつきます)
【お申し込み】お名前・ご所属・ご連絡先をご明記の上、件名を「セミナー参加申し込み」としていただき、Eメールにてamnestyinternationaljapan@gmail.com(担当: 庄司)までお申し込みください

【進行】
モデレーター 若林秀樹
17:00~17:10 企画趣旨
17:10~18:00 講演: ディネバリ・ディヴィド・ヴァレバ
「ナイジャーデルタの事例から考える企業の責任」
18:00~18:30 講演: 寺中誠
国際的な潮流―NGOの役割を中心として
18:30~19:00 全体討議

【主催】公益社団法人アムネスティ・インターナショナル日本
【協力】一般財団法人 CSOネットワーク

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