コミュニティ指標を活用した参加型の地域づくり

コミュニティ指標を活用した参加型の地域づくり

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「コミュニティ指標を活用した参加型の地域づくり」とは

地域でつくった目標の達成状況を、地域でつくったコミュニティ指標を使って測り、目標の達成に向けた活動を振り返り改善する取り組みです。

地域の現状や課題、可能性、様々な活動をウェブサイト上でわかりやすく可視化し届けることで、地域の多くの人々が、気づき、アクションを起こし、コミュニティが醸成されていくことを目指します。

人口減少・高齢化が進む中、地域では様々な課題が顕在化しています。「地域の担い手不足」もその課題の一つです。地域課題の解決や改善には、まず、地域活動に参加し地域を支える「地域の担い手」の育成が必要です。本事業では、地域の多様な人々の参加の下「地域目標」及びその進捗を測る「コミュニティ指標」を策定し、目標達成への道のりを可視化することにより、より多くの人々が地域課題に気づき、地域活動に参加することを目指します。

地域目標の背景となる地域課題や、目標達成に向けた指標による進捗評価については、ウェブサイト上でわかりやすく見える化するとともに、目標達成に貢献する地域の様々な活動についても、目標や指標からスムーズにアクセスできるよう表示することで、これまで地域活動にあまり関心のなかった若い層にも情報を届けていくことを目指します。

米国を拠点に、地域の課題・目標・指標を可視化し、それを梃子に持続可能な地域づくりを進めているコミュニティ・インディケーター・コンソーシアム (Community Indicators Consortium:CIC)の先進的な取り組みを日本に紹介するとともに、CIC からの学びと交流の中で、日本におけるコミュニティ指標を活用した参加型の持続可能な地域づくりモデルを構築していくことを目指しています。

活動内容

1. 地域目標・コミュニティ指標を活用した地域づくり支援


5GOALS for 黒部ウェブサイトトップページより
①「黒部の福祉を良くする活動計画〜第3次黒部市地域福祉活動計画〜」推進をサポート

「5GOALS for 黒部」:黒部市社会福祉協議会の「黒部の福祉を良くする活動計画〜第3次黒部市地域福祉活動計画〜」(2019年4月より5年間の計画)の策定及び推進サポートしています。

地域の声を聞き、地域の人が参画してつくられた地域目標を、その背景や可能性、目標にひもづく活動や地域組織とともにウェブサイトでわかりやすく紹介し、地域のアクションにつなげることを目指しています。2020年度は、目標の進捗を測るコミュニティ指標を、地域の皆さんとともに策定し、地域主体で進捗管理をしながら、地域目標の達成を目指していきます。

⇒ 5GOALS for 黒部ウェブサイト
⇒ 黒部市社会福祉協議会 「黒部の福祉を良くする活動計画」ウェブサイト

2. 米国CIC: Community Indicators Consortiumの取り組みの紹介と情報交換

コミュニティ指標を活用し、地域課題の可視化を地域づくりに活かしている米国のネットワークCIC: Community Indicators Consortiumのモデルや事例を日本に紹介するとともに、日本の地域づくりへの応用をサポートします。同種の日本の取り組みを米国に紹介し、相互の情報交換を図っていきます。

① 「地域指標と可視化による地域づくり」をテーマとしたフォーラムの開催

2020年1月、CIC関係者2人を米国より招き、横浜と黒部でフォーラムを開催しました。地域指標を活用し、その可視化により参加型の地域づくりを進める、CICのモデルや事例について学ぶとともに、日本の事例を共有し、意見交換を行いました。

② CICメンバーと地域目標・指標に関わる専門家・実践者の情報交換会

2020年1月15日、米国CIC関係者2人を米国より招き、コミュニティ指標に関心を持つ専門家・実践者との情報交換会を東京にて開催しました。より多くの人々に参加してもらうにはどうすれば良いのか、地域のリーダーをどのように見つけ育てていけば良いのかなど、実践における課題について活発な議論が交わされました。

③ CICインパクトサミット2019 ペチャクチャセッション ビデオ参加

CICの年次大会インパクトサミット2019 (10月10-11日、デンバーにて開催)において、CICの参画型プログラムの活用を目指した、日本の黒部の取り組みについて、音声付きパワーポイントスライドにて報告を行ないました。

CIC: Community Indicators Consortiumとは

コミュニティ指標の効果的な活用やその開発・普及のサポートを通して、地域住民の生活の質の持続的向上を側面支援する米国を拠点とする非営利組織。2005年設立。メンバーは、米国、カナダ・オーストラリア等の自治体、NPO、研究者等。年次大会Impact Summitを毎年開催する他、ウェブ・出版等による情報提供、情報交換の場を提供しています。

⇒ CICウェブサイト

3. 日本における地域目標・指標を活用した取り組みの調査及びネットワークづくり

日本においても、近年、地域目標・指標を活用した取り組みが各地で見られるようになってきました。
国内の先駆的な取り組みから学ぶためにインタビュー調査を行うとともに、今後、米国CICのような学び合いのためのネットワークをつくることを目指していきたいと考えています。

① 荒川区自治総合研究所 (RILAC)

荒川区自治総合研究所(RILAC)では、区民の幸福実感を測るために、荒川区民総幸福度(GAH:Gross Arakawa Happiness)指標を作成し、2013年よりGAH指標を用いた区民アンケート調査を実施しています。
荒川区では、区民の幸福実感を尋ねることで、地域の課題を把握・共有し、荒川区民総幸福度を向上させるための様々な取り組みを実施しています。

⇒ 荒川区自治総合研究所ウェブサイト

② 法政大学デザイン工学部 川久保俊准教授

法政大学デザイン工学部川久保研究室では、自治体におけるSDGs達成に向けた取り組みや成功事例を登録・検索・共有することを可能とするプラットフォームを構築しています。
プラットフォーム内には、自治体の現状を、SDGsの17のゴールの観点から、既存のデータを用いて測り可視化するページも公開されています。

⇒ 法政大学 川久保研究室LOCAL SDGs PLATFORMウェブサイト

コミュニティ指標を活用した参加型の地域づくり」について、調査や情報発信、取り組みのサポートを行うチーム CI-Labo:Community Indicators Labo(シーアイラボ)を立ち上げました。お問い合わせ、ご相談等以下までご連絡ください。
Email: office@csonj.org(担当:長谷川)
⇒ CI-Labo チラシ

*本事業は、2019年度、国際交流基金日米センター(CGP)より助成をいただき「地域指標を活用したマルチステークホルダーの参画による持続可能な地域づくり~日米の学びあいから生まれる新たな挑戦~」事業として実施いたしました。

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