【報告】『ソーシャル・イノベーションを支える”評価”〜発展的評価(DE)の可能性〜』

12.26


開催報告

12月10日(日)明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科主催のシンポジウムの開催報告です。

『ソーシャル・イノベーションを支える”評価”〜発展的評価(DE)の可能性〜』

【日時】2017年 12月10日(日)13:00〜16:30
【会場】明治大学駿河台キャンパス・グローバルフロント1階 グローバルホール
【主催】明治大学公共政策大学院ガバナンス研究科
【共催】一般財団法人CSOネットワーク 、明治大学プログラム評価研究所
【後援】日本評価学会

世界中で注目が高まっている発展的評価(Developmental Evaluation: DE)の第一人者たちに登壇いただく、日本では初のシンポジウムを開催しました。

社会情勢の変化が速く外的要因を加味した長期的目標が立てにくい、関わるステークホルダーが多種多様で事業成果の予測がしにくい、等、現代的な状況に対応した「動的」な評価のあり方を模索する動きが加速するなかで、DEへの注目度が高まっています。DEは、「実用重視の評価」で知られるマイケル・クィン・パットン氏が提唱したもので、複雑系理論やシステム理論の知見を活用しており、状況変化への柔軟かつ即応的な適応を求められるイノベーション支援の評価と位置づけられます。

本シンポジウムでは、パットン氏自らがビデオ出演して概説するとともに、ニュージーランド評価学会のリーダーで、DE実践の第一人者でもあるケイト・マッケグ氏に登壇いただきました。また、日本においてすでにDE的手法を実践している明治大学プログラム評価研究所の取り組みについても紹介したのち、モデレーター役を当会の今田克司がつとめ、登壇者によるパネルディスカッションを行いました。

関連リンク(開催案内と概要)

詳細は、以下のシンポジウム開催案内およびシンポジウム概要をご参照ください。

▼シンポジウム開催案内▼
https://www.csonj.org/event/de20171210

▼シンポジウム概要▼
https://www.csonj.org/eval_report_20171210_2

当日の流れ

1.主催者より開会の挨拶と趣旨説明
源 由理子氏(明治大学公共政策大学院 ガバナンス研究科教授)

2.第1部
マイケル・パットン氏 基調講演(ビデオ)
「イノベーター支援の評価としてのDE」(pdfファイルを掲載)

マイケル・パットン氏 質疑応答(ライブ)
進行 今田克司(CSOネットワーク代表理事)

3.第2部
特別講演 ケイト・マッケグ氏
「DEの特徴と、ニュージーランド におけるDEの事例」(pdfファイルを掲載)

発題 源 由理子氏
「日本におけるDE的手法の事例と評価学における位置づけ」(pdfファイルを掲載)

発題 北大路 信郷氏(明治大学公共政策大学院 ガバナンス研究科教授)
「経営学における「創発戦略」とDEの親和性」(pdfファイルを掲載)

パネルディスカッション
モデレーター 今田 克司

ディスカッション(マッケグ氏、北大路氏、源氏、今田)

質疑応答

4.閉会の挨拶
北大路 信郷氏

(以上)

事業年度:2017年度
事業成果物名:社会的インパクト評価普及のための評価支援人材の育成
http://nippon.zaidan.info/jigyo/2017/0000092007/jigyo_info.html

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