SDGs実施における資金調達の重要性 世銀/IMF年次総会で議論

01.21


1501_wbimf【2014年10月10日 ワシントンDC(米国)発】10月10日から12日にワシントンDCで世界銀行/国際通貨基金(IMF)2014年次総会が開催された。同会合のサイドイベント「ポスト2015年における開発資金調達(Post-2015 Financing for Development)」において、持続可能な開発目標(SDGs)実施のために資金が果たす役割についての議論がなされた。

潘基文国連事務総長は「開発資金拠出の確固たる約束が野心的なポスト2015年開発アジェンダおよび気候変動対策の土台となる」と諸問題に対する資金の重要性を明言。また、2015年7月にアディスアベバで開催が予定される「第3回開発資金国際会議(International Conference on Financing for Development )」について「同会議の成果は(同年9月に開催が予定される)ポスト2015年開発アジェンダのためのハイレベルサミットに向けた重要な通過点となり得るが、内容によってはSDGs検討過程自体への信頼性をぐらつかせる結果になる可能性もある」とその重要性を強調した。

これらに加えて潘事務総長は多国籍開発銀行(MDBs)が持つ「民間資金を解放する」役割や、「持続可能な開発実現を目的に公共リソースを通じて民間のリソースを活用する金融商品を開発する」役割について言及した。

photo credit: kevinthoule via photopin cc

出典:International Institute for Sustainable Development (IISD)
原題:WB-IMF Event Addresses Post-2015 Financing for Development
URL:http://sd.iisd.org/news/wb-imf-event-addresses-post-2015-financing-for-development/

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