ポスト2015年の交渉には7つの行動が必要 元ハイレベルパネルが公開書簡で提起

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1501_panel【2014年9月22日】ポスト2015年開発アジェンダ策定のためのハイレベルパネル(以下、ハイレベルパネル)の元共同議長2名を含む18名のメンバーがポスト2015年の交渉に関する公開書簡を発表した。

公開書簡の内容はハイレベルパネルが報告書「新たなグローバルパートナーシップ:持続可能な開発を通じた貧困解消と経済の転換(A New Global Partnership: Eradicate Poverty and Transform Economies through Sustainable Development)」において要請した「「5つの変革的移行」」を今後の議論に含めるようを求めるとともに、次の7つの行動を取るよう各国政府とステークホルダーに提起している。

7つの行動とは、1)最終的に新しい開発目標が採択される2015年9月を待つことなく政治リーダーが開発アジェンダに集中し、野心を行動へと移すための真の変革が起こるべきはそれぞれの国レベルであることを認識すること、2)目標を確実に実行するために新たなるグローバルパートナーシップをより強調すること、3)課題間およびステークホルダー間の調整を含む実行のための準備に今から着手すること、4)柔軟かつ包摂的なマルチステークホルダー・モニタリングおよびアカウンタビリティーの確保がなされること、5)データの向上をポストMDGs開発アジェンダの核に含むこと、6)民間セクターの能力を活用すること、7)多様な交渉プロセスが相互に連関するよう一貫性を持たせること、からなる。

▼元ハイレベルパネルメンバーによる公開書簡はこちら(英語・PDF)
http://gracamacheltrust.org/new/images/downloads/HLP_open_letter_FINAL.pdf

photo credit: DFID – UK Department for International Development via photopin cc

出典:International Institute for Sustainable Development (IISD)
原題:HLP Members Call for Seven Actions for Post-2015 Negotinations
URL:http://sd.iisd.org/news/hlp-members-call-for-seven-actions-for-post-2015-negotiations/

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