ポストMDGs開発枠組み策定のカギは3点 22ヵ国でのコンサルテーションから市民社会が発表

06.10


【2013年3月19日】貧困をなくすためのグローバル・コール(GCAP)とBeyond 2015は、ポストMDGs開発枠組み策定のために各国および地域で開催されたコンサルテーション(※1)の内容をまとめた報告書(National Deliberations – A Synthesis Report)を発行した。コンサルテーションはこれまでに22ヵ国で行われており、その半数以上が市民社会の主導によるものだ。

報告書では、一連のコンサルテーションの結果、ポストMDGs開発枠組みは、人権、平等と正義、環境の持続可能性と貧困解消の4つの柱で組み立てられなければならないと述べている。加えて、次の3点を強調している。

1.この地球に生きるすべての人々が貧困から解放されること
2.ポスト2015年開発枠組みは、社会的保護と社会サービス拡充を確実に実施すること
3.ポスト2015年開発枠組みは、身分や人種、性別、性的志向やその他のいかなる理由と関係なく、すべての人々が尊厳のある生活を営めるようにすること

なおこの報告書は、潘基文国連事務総長に対してポスト2015年開発枠組みに関する提言を行う「ハイレベルパネル」に手渡された。

※1 コンサルテーションとは、「特定の議題について関係者を集めて意見の聞き取りや調整を行う場」のこと。

▼報告書「National Deliberations A Synthesis Report」のダウンロードはこちら
http://www.whiteband.org/sites/default/files/Beyond%202015%20GCAP%20National%20Deliberations%20Synthesis%20Report.pdf

出典:Global Call to Action against Poverty
原題:Post 2015 National Deliberations - Key Findings
URL:http://www.whiteband.org/en/news/13-03-19-post-2015-national-deliberations-key-findings

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