高田 篤
Atsushi TAKADA


  • 地域:宮城県
  • 所属・肩書き:一般社団法人東北圏地域づくりコンソーシアム 事務局長
  • 専門性: 地域づくり、コミュニティ支援、NPO支援

宮城県仙台市を拠点として、地域コミュニティへの支援活動に従事しています。東日本大震災と福島第一原子力発電所事故の後は、災害により広域に分散避難してしまった人々のつながりを取り戻すための支援活動を主に行ってきました。災害から8年が経過した今でも、宮城県本吉郡南三陸町をフィールドとした「復興みなさん会」の活動や、福島から宮城に避難されている方々のつながりの再生を目指す「ふくしま・仙台サロン」の運営等への伴走支援が継続しています。

これらの支援を続ける中で、2つの視点から評価に関心を持つようになりました。1つは、当事者によるプロジェクトがその本来の価値をきちんと「評価」され、地域の中で自走していくための支援のあり方です。「申請書を書くのがうまい活動にスポットライトがあたり、本来の地域課題の解決につながらない」ことが多く見られたことがその背景にあります。

もう1つの視点は、地域課題をきちんと「評価」し、政策につなげていくための道筋をどう作るかということでした。福島県外避難者支援の枠組みへの問題意識がその背景にあります。福島から宮城に3,000人近い方が移っているのに、その存在が見える化され支援策が検討されたことは、行政側でもNPO側でもこの8年間ほとんどありませんでした。このようなエアポケットの発生を防ぐためにも、正しい評価の適用が大切なのではないかと考えています。

<所属団体のWebページ> http://tohokuconso.org/

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