地域主体の持続可能な社会づくり

 「地域の力」診断ツール

「地域の力」診断ツールは、CSOネットワークが、地域の専門家達から成る「地域の力フォーラム」とともに開発した、地域の持続可能性を地域の人々が主体となって診断するための道具です。診断により地域の現状を把握し、新たな取り組みへとつなげていただくことを目的としています。

「地域の力フォーラム(事務局:CSOネットワーク)」では、2013年より地域づくりの取り組みを訪ねそのポイントを学びました。そうした地域には、人と人、人と自然の間に豊かな関係が息づいており、住民主体の取り組みが活発に行われていました。それらの地域に共通する要素を「地域の力」と呼び、その「地域の力」こそが、地域に住む人々の幸福度を高め、他の地域の人々を惹きつけ、持続可能性へとつながっていくものと考えました。

各地で「地域の力」診断ツールを活用したワークショップを開催し、地域づくりに活かしていだいています。

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2015年度の取り組み

2015年度は、2013年度より実施している「地域の力フォーラム」による地域主体の持続可能な地域作り事業の集大成として、「地域の力」診断ツールの完成に向けた活動に尽力しました。「地域の力」診断ツールを活用したワークショップなどを試験的に実施しながら、随時修正を加え完成に至り、様々な場面で活用できるよう、診断ツールの手引書としてのワークブックを作成しました。

1. 持続可能な地域づくり事業

① 「地域の力フォーラム」委員会の開催

4~9月は「地域の力」診断ツール作成にむけ「地域の力フォーラム」委員の中で議論を重ねました。(第1回4月2日、第2回6月8日、第3回8月6日、第4回9月8日、第5回2月19日)

② 「地域の力」診断ツール作成

「地域の力」フォーラム委員会の議論を受け、学会での発表やワークショップによる意見をもとに内容の改定を重ねました。「地域の力」診断ツール完成後は、様々な場面で活用していただけるよう、診断ツールの手引書としてのワークブックを作成しました。

○ ISTR(International Society for Third-Sector Research)第9回アジア太平洋地域大会にて報告
2015年8月26日~28日@日本大学法学部水道橋キャンパス

「地域の力」診断ツールについて英語にて報告を行いました。参加者から貴重なご意見をいただきました。今大会では、アジア太平洋地域においても、地方の人口減、高齢化が問題となっていること、その問題に対して市民社会セクターによる取り組みが進められていることが印象的でした。

○「地域の力」診断ツールワークブック

ワークブック『「地域の力」診断ツール~地域資源を活かしたコミュニティの内発的な発展に向けて~』ワークブックには「地域の力」診断ツールやその説明に加え、「地域の力」の先進地域の事例や、ワークショップの運営方法やその活用の仕方なども掲載しています。ワークブックは500部発行し、英訳版も作成しました。どちらもHP上で公開しています。

こちらからPDFをダウンロードできます。

英訳版はこちらから(準備中)

③ 「地域の力」診断ツールを活用したワークショップ開催

「地域の力フォーラム」委員の方の地元でもある以下の二つの地域にて「地域の力」診断ツールを試験的に活用したワークショップを実施していただきました。診断ツールの質問票に回答していただいた後、グループ毎にその結果について議論し全体で共有する中から今後の取り組みについて話し合っていただきました。

ワークショップにてグループ議論

ワークショップにてグループ議論

○福島県二本松市東和地区ワークショップ
2015年10月19日@道の駅ふくしま東和あぶくま館

地域全体で持続可能な地域づくりを進める福島県二本松市東和地区にて、地域づくりの母体である「特定非営利活動法人ゆうきの里東和ふるさとづくり協議会」のご協力のもと、地域の皆様方14名にご参加いただきました。診断ツールの結果を踏まえた議論を行い、地域の強みの共有とともに新たな課題の発見につながりました。

詳細はこちら(PDF 694KB)

ワークショップのようす

ワークショップのようす

○福島県喜多方市山都地区ワークショップ
2016年1月28日@いいで荘会議室

福島県喜多方市山都地区にて、地域資源を活用した地域活性化を目的に活動している「e-Deあいこさえ隊」にご協力いただき、14名の地域の方々のご参加のもとワークショップを行いました。「地域の力」診断ツールの質問表への各自の回答を集計し、全体の平均をチャートに表示することでご参加者全員による地域への評価を共有しました。診断ツールの結果を踏まえた議論の中で、地域としての新たな取り組みのアイディアが生まれ、意義のあるワークショップとなりました。

詳細はこちら(PDF 754KB)

「寒晒しそば祭」の会場内の様子

「寒晒しそば祭」の会場内の様子

○福島県喜多方市山都地区ワークショップのフォローアップ
2016年3月19日~20日

ワークショップ後の地域の様子をおうかがいしようと、山都地区の地域おこしのイベント「第19回寒晒しそば祭」開催に合わせて、当地を再び訪問しました。ワークショップにご参加くださった方々にお話をうかがうことができ、ワークショップの際に出された案の実現に向けた計画も進んでいるとのお話をお聞きすることができました。

詳細はこちら(PDF 741KB)

④ 先進地域の訪問調査と研究会参加

「地域の力」診断ツール作成の参考にすべく、持続可能な地域づくりをすすめる先進地域の訪問調査を目的に、国内外の地域を訪れました。地域づくりに関するイベントにも積極的に参加するとともに、海外にて診断ツールの紹介も行いました。

○富山県黒部市「第9回全国校区・小地域福祉活動サミット」参加
2015年11月26日~27日@黒部市宇奈月国際会館セレネ

サミットでは、地域づくりの専門家によるパネルディスカッションや、住民参加や共生社会等に関する分科会に参加し、まちづくり協議会の活動や障害をもった方達が自立して暮らせるコミュニティ作り等について議論を行いました。

かみえちご山里ファンクラブ訪問

かみえちご山里ファンクラブ訪問

○新潟県上越市(特活)かみえちご山里ファン倶楽部訪問調査
2015年11月27日

地域の伝統文化を活かした地域づくりを行っているかみえちご山里ファン倶楽部を訪問し、伝統文化の保存・継承に取り組むに至った経緯や、若いスタッフの地域とのかかわり等についてお話を伺いました。

NYにて国際会議のようす

NYにて国際会議のようす

 

○アメリカニューヨーク市
No one left behind-Evaluating SDGs with an equity and gender responsive lends- (誰ひとり取り残さない:衡平性かつジェンダーの視点でSDGsを評価する)に参加
ニューアーク市にて地域調査組織の訪問
2016年3月15日~18日@ニューヨーク ユニセフ本部

「地域の力」診断ツールのグローバルな議論との関連を模索すべく、国連評価グループ主催の持続可能な2030アジェンダ(SDGs)の評価に関する国際会議に参加しました。
また、ニューアーク市では、指標を活用した地域づくりを実施する組織を訪問し、情報交換を行いました。

詳細はこちら

⑤ 「地域の力」フォーラム・シンポジウム開催

持続可能な地域づくり調査やそれをもとに作成した「地域の力」診断ツールに関する活動の総まとめとして、また「地域の力」診断ツールのお披露目の機会として、持続可能な「地域の力」を考えるシンポジウムを開催しました。

シンポジウムの様子

シンポジウムの様子

○「地域の力」フォーラム・シンポジウム―持続可能な「地域の力」を考える
2016年3月4日@千代田区ワテラスコモンホール
参加者54名。

2015年11月に訪問した(特活)かみえちご山里ファン倶楽部 専務理事の関原剛氏に基調講演をいただき、活動報告およびパネルディスカッションでは、「地域の力」フォーラム委員の皆さまにご登壇いただきました。「地域の力」診断ツールに関する報告を行い、参加者の中から診断ツールを活用したいという声を複数いただきました。

2. JDF被災地障がい者支援センターふくしまとNPO法人しんせいの企業連携のアドバイス

事務局長は、JDF被災地障がい者支援センターふくしまとNPO法人しんせいの企業連携のアドバイザーを務めました。二葉地区から県内外に避難して事業を再開している13事業所との協働事業をすすめるにあたってのワークショップへの参加やセミナー講師、企業への紹介やマルシェ販売の手伝いを行いました。

3. 福島県有機農業ネットワークの「耕せ!ふくしまプロジェクト」への協力

大豆の収穫をしている様子

大豆の収穫をしている様子

福島県有機農業ネットワークの「耕せ!ふくしまプロジェクト」にCSOネットワークがコーディネーターとして携わりました。

2015年6月12日~13日 大豆の種まき
8月1日~2日   大豆の草抜き
8月29日~30日 博報堂研修
11月7日~8日  大豆収穫
2016年2月12日~13日 味噌作り

これまでの取り組み

2014年の取り組みはこちら

2013年の取り組みはこちら

2012年の取り組みはこちら

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