第四回視察 インド アーンドラ・プラデーシュ州アラク丘陵地帯

インド アーンドラ・プラデーシュ州アラク丘陵地帯概要説明

アラク丘陵地帯では、Naandi財団が、およそ300の村落にまたがる約25,000戸、10万人の住民を巻き込み、コーヒーを中心に多様な樹木を組み合わせて栽培するアグロフォレストリーを推進しています。コーヒー豆の生産においては、2003年から始まった生産の組織化により技術面・流通面が強化されました。コーヒー豆組合はNaandi財団による技術的支援を受け、栽培技術の普及や豆の集荷を行っています。

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11月11日(日)

バンコク、デリー経由で、ヴィシャカパトナムに到着、その後3時間かけて、車でアラク丘陵地帯に到着。Naandi財団の職員と夕食をとりながら、自己紹介と視察の目的を話し、Naandi財団より視察の簡単な内容を説明してもらいました。

11月12日(火)

Central Nursery を訪問し、アグロフォレストリー農法による栽培を見学し、午後には、アグロフォレストリー農法を用いている農家の畑を見学しました。ジャリパリに移動し、バイオセンターを訪れ、かんがい設備と有機肥料等を見学しました。P タディプットに移動し、スパイス、ピーナッツ等の栽培地、蜂蜜栽培の様子を見学しました。村の人々との交流を行い、震災後の福島や日本の農業について話をし、日本の農業についての質問にも答えました。

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11月13日(水)

ムスリ・ゴンディグダに移動、コーヒー栽培地を訪問しました。その後、農民との対話と交流を行いました。ドゥンブリグダに移動して、Naandi財団が支援している教育プログラムの一環として学校を訪問、女子教育の現場で中学生と対話をしました。その後、ツライグダにあるCPU(コーヒー豆の加工場)を見学、コーヒー豆の生産組合の組合員や理事と対話をしました。その後、車でヴィシャカパトナムに戻り、そこでNaandi財団のCEOはじめ7名の職員と報告ミーティングを行いました。

11月14日(木)

ヴィシャカパトナムを出発しデリーに移動。夕方、参加者によるふりかえりと打ち合わせを行い、夜には、翌日デリーで開催されるシンポジウムの登壇者や主催団体の秀明インターナショナルの関係者等と交流会を行いました。

11月15日(金)

デリーのインディア・インターナショナルセンターでの「災害の背景から人と自然の関係をみつめなおす」と題したシンポジウムに出席しました。午後の東日本大震災に焦点をあてた日本セッションに視察参加メンバーの菅野正寿氏が登壇。シンポジウム後は、シンポジウム登壇者、参加者、関係者による交流会を行いました。

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